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2020年BTCが上がった時に何が起きたのか【1月2月まとめ】

2020年BTCが上がった時に何が起きたのか【1月2月まとめ】

昨年2019年のBTCは、1〜3月まではなかなかもどかしい値動きを続けていましたが、2020年は年明けから大きな値動きを記録しています。この2ヶ月間で大きな値動きが生じたことは市場が活性化していることに他なりませんが、それは仮想通貨に影響を与える要因が顕在化したことに起因するかと思います。代表的なのが新型コロナウィルスや、中東情勢など世界情勢リスクへの関心の高まりです。世界規模の経済危機を警戒し、現行通貨を保証する機関を信用できない状況から、分散型通貨へ移行しはじめています。一方で、世界規模の問題をブロックチェーンで解決しようとする動きもあり、世界危機への関心は仮想通貨ブロックチェーンへの関心につながりやすくなっています。こういった環境から2020年は、世界が再び仮想通貨を見つめ直す年になるのではないでしょうか。

年明けから約40%上昇7,000ドル→10,000ドル

この2ヶ月間だけでもBTCは大きな値動きを繰り返し、価格は40%上昇、10,000ドルまで回復しました。特に大きな値動きを4パターンに分けてまとめて解説します。

①1月3〜8日(+20%)世界情勢の不安定化からBTC買い

12月を通して7,200ドル付近を維持していたBTCが、2020年1月3日株式の大発会を機に大きく上昇し、1月8日までの6日間で20%値上がりしました。背景には、米国のイラン部隊司令官暗殺による中東情勢の悪化があり、世界各地で株価が下落、金が6年ぶりの高値を記録するなど、世界経済の不安定化を懸念したリスクオフの動きがあります。リスクオフ機運が高まったことで、資産の避難先としてBTCに資金が流入しました。

②1月14〜19日(+12%)BTCからアルトへ

14日に8000ドルから8,800ドルへと急激に上昇し、18日には9,200ドルに到達、昨年の11月時の価格まで回復しました。しかしそれ以上に目立ったのがアルトコインです。ETH・LTC20%上昇、ETC40%上昇など、時価総額上位のメジャーアルトが大きく動きました。仮想通貨全体の時価総額のうち各通貨が占める割合を示すドミナンスチャートを見ると、14日にBTCのドミナンスが大きく下がり、メジャーアルトのドミナンスが上がっていることから、BTCからアルトコインに資金が流れたと思われます。特に動きが活発だったのがBSV。疑惑のクレイグライト氏が支持し、何かと価格の動きが際立って大きいBSVですが、100%以上の上昇を記録しました。

③1月26〜30日(+16%)BTCマイニング難易度調整&コロナウィルスの影響

26〜28日の3日間連続で価格は上昇を続け、9,200ドルまでタッチしました。新型コロナウィルスへの警戒感が強まり、通貨の価値を保証する国家自体が瓦解する危機感の高まりが、BTCへの資産移行を促進させました。また、BTCマイニング難易度の調整時期を指摘する見方もあります。1月28日にBTCマイニング調整が予定されており、難化することが予想されていたことから、駆け込みマイニングによる価格上昇が発生したともみられています。

④2月5〜13日(+9%)プロジェクトの期待値(DeFi)

2月5日に、BTCチャートが二つの移動平均線が重なるゴールデンクロスを形成したために買いが集まり、価格が大きく反発しました。アルトコインはさらに好調で30%上昇し、市場全体が活気付いているのが分かります。BTCドミナンスは、2月1日〜15日時点で-5%、その分アルト特にETHドミナンスが上昇し、ETHを中心にアルトコインへ資金が流れたようです。アルトコイン別に見てみると、ETHとXRPとBCHはいずれも16日に最高値をつけていますが、その後の値動きに大きな違いがあります。XRPとBCHは大きく下落し2月頭の価格に戻していますが、ETHは価格を維持しています。これはETHの成長を見込んで手放す人が少ないことを示していますが、そのETHの成長を裏付けるのがDeFi市場の急成長です。DeFiとは、主にETHのブロックチェーンを利用した金融システムですが、ユーザーや利用ケースの増加に伴い急成長を遂げ、2月12日にはDeFiにロックされたETHが10億ドルを超えました。ロックされたETHは市場に出回ることがないのでETHの流通量が減り価値が上がるという仕組みです。 ETHは今年中にPoWからPoSへの移行が行われてる予定であり、プロジェクトとして大きな節目なので、価格への影響も十分にあるでしょう。

今後のBTC価格はどうなる?

ビットコインはデジタルゴールドといわれるように”金”との相関が強いといわれています。金価格は世界情勢の安定度と相反する傾向があり、経済危機や戦争が迫ると価格が上昇し、沈静化すると低下します。ビットコインも同様の動きをすると考えられます。喫緊の懸念としては、新型コロナウィルス、中東情勢、イギリスEU離脱の影響などがあげられます。特に新型コロナウィルスがに関しては一般市民の関心度が高いため、より自体が悪化すれば金の代替としてビットコインの需要が高まるかもしれません。

また、ビットコインの半減期が2か月後に迫っており、2020年5月にはビットコインのマイニング供給量が金の供給量と同じになるといわれています。こうした観点からも金の代替としての需要の高まりがビットコイン価格に影響すると考えられます。

仮想通貨全体としては、通貨としてのユースケースが充実し始めており、ブロックチェーンゲーム(Dapps)や、ブロックチェーン金融システムDeFiが盛り上がりを見せています。人々が使いたくなる通貨は価格も高騰しがちなので、アルトコインの成長にも注目です。

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