一般社団法人である日本仮想通貨交換業協会(JVCEA)は2019年12月19日、協会員に対しパスワード変更を促す注意喚起を行なっていることを発表しました。
Eメールアドレスが流出したことが疑われる利用者に向けて注意喚起を行なっていますが、流出の原因は仮想通貨交換業者からの不正流出ではないことが合わせて案内されています。
JVCEAの注意喚起は不正ログインツール発見が原因か?!
JVCEAが注意喚起を発表する前日の12月18日仮想通貨取引所GMOコインで一部のユーザーに対して、パスワード変更を求めるメールを送信していたことが判明しました。
GMOコインが一部ユーザーに対して送信したメールの内容によりますと、「国内の捜査機関からJVCEAに対し連絡及び要請があり、国内事件で押収したサーバーから出所不明ではあるが数千万件のEメールアドレス及びパスワードの組み合わせデータ及びこれらのデータを利用して仮想通貨交換業者などへのログインを試みるツールが発見されたため、顧客データとEメールアドレスを照合し注意喚起を行なってもらいたい。」と記載されています。
JVCEA加盟の仮想通貨取引所では今後同様の注意喚起を実施か?!
現在までのところ、仮想通貨取引所としては「GMOコイン」からの注意喚起のみが実施されていますが、今後同様の通知がその他の仮想通貨取引所からも発信される可能性が高いと予想されます。
各取引所の登録に同じメールアドレスを利用しているユーザーも多くいらっしゃると思いますので、GMOコインだけでなく、その他の仮想通貨取引所に関してもパスワードの変更などなるべく早く対応しておきましょう。
さいごに
本記事では、日本仮想通貨交換業界(JVCEA)からパスワード変更を促す注意喚起が行われているニュースについてご紹介してきました。
今回メールが届いていない投資家の皆さんも二段階認証システムを利用した上で、念のためパスワードの変更を実施しておくことをお勧めします。