イーサリアムの大型アップデートとして注目を集めている「イスタンブール」ですが、メインネットの起動日が12月4日頃を予定していることが判明しました。
ブロック生成数によって日付は前後するため、12月4日はあくまで予想の日付となります。
「イスタンブール」メインネット起動のブロック数を発表
10月25日に行われたイーサリアムコア開発者会議にて決定された内容が、エンジニアのDanno Ferrin氏により発表され、「イスタンブール」メインネット起動はブロック番号「9,056,000」に設定すると説明されています。
現在のブロック数881万とブロック生成時間の平均13.5秒を計算した結果、2019年12月4日頃に設定したブロック番号に到達するものと予想されています。
なお、何かしらの問題が発生した場合には予定日のおよそ1ヶ月後にあたる2020年1月8日を予備日に設定する事が合わせて発表されています。
イスタンブールの実装内容とは
イーサリアムの大型アップデート「イスタンブール」では下記の6つの実装がリリースされる予定です。
- EIP-152: Add Blake2 compression function F precompile
- EIP-1108: Reduce alt_bn128 precompile gas costs
- EIP-1344: Add ChainID opcode
- EIP-1884: Repricing for tire-size-dependent opcodes
- EIP-2028: Calldata gas cost reduction
- EIP-2200: Rebalance net-metered SSTORE gas cost with consideration of SLOAD gas cost change
さいごに
本記事では、イーサリアム大型アップデート「イスタンブール」のメインネット起動ブロック数が決まったことから予定日が12月4日と発表されたニュースについてご紹介してきました。
いよいよ「イスタンブール」の起動が間近に迫ってきました。
2020年第一四半期には、最も注目を集めているPoWからPoSへのマイニング方法移行も控えており、イーサリアムの最新状況からは目が離せない状況です。