台湾を拠点とするスマートフォン・携帯情報端末メーカーHTCは10月19日、ブロックチェーンスマートフォンの最新版として「EXODUS 1s」を発表しました。
ビットコイン(BTC)のフルノードを立てることが出来る初めてのスマートフォンということで注目を集めています。
EXODUS 1sについて
今回発表されたブロックチェーンスマートフォン「EXODUS 1s」は2018年10月に発売された「EXODUS 1」の安価版としてリリースされました。
コストが低く設定されているのが特徴ですが、仮想通貨ウォレットを搭載しており、スマートフォンとして初めてビットコイン(BTC)のフルノードを立てることが出来る機能が搭載されています。
販売対象国となるのは、ヨーロッパと台湾・サウジアラビア・UAEの計27ヶ国で利用可能と公表されています。
本体価格は219ユーロ(約2万7千円)が予定されており、お求めやすい価格での提供となります。
EXODUS 1sがフルノードを立てることの参入障壁を下げる
HTCの分散型責任者(DCO)であるPhil Chen氏は新型のEXODUS 1s開発について下記のように語っています。
フルノードを立てることはビットコイン(BTC)ネットワークの耐久性に最も重要なこととなる。
これまでフルノードを立てること自体が多くの方に取って高いハードルとなっていたが、EXODUS 1sを利用することで誰でもフルノードが立てることが可能となり、多くの人がビットコインネットワークに参加する手助けとなる。
フルノードは、ビットコインネットワークが正常に働いているかをチェックし、取引の承認をする役目を担います。
さいごに
本記事では、台湾のスマートフォンメーカーHTCが「EXODUS 1」の安価版としてビットコインネットワークのフルノード機能を搭載した「EXODUS 1s」を発表したニュースについてご紹介してきました。
残念ながら日本国内やアメリカでの販売予定は今回の発表では明示されませんでした。
日本国内でもブロックチェーンスマホ「FINNEY」の取り扱いが2019年より始まっていることもあり、今後の対応国追加のニュースに期待しておきましょう。