仮想通貨取引所Binance(バイナンス)が2019年9月30日午後5時(日本時間)より合計30種類の取引ペアを廃止することを発表しました。
今回の上場廃止については、バイナンス側からの判断ではなく各仮想通貨プロジェクト側からの要望によるものとされています。
仮想通貨取引所バイナンスで上場廃止となる取引ペア一覧
今回の発表により、発表となった全30種類の取引ペアは下記の通りとなります。
- ANKR/PAX
- ANKR/TUSD
- ANKR/USDC
- BCPT/PAX
- BCPT/TUSD
- BCPT/USDC
- BTT/BTC
- DENT/BTC
- DOGE/PAX
- DOGE/USDC
- ERD/PAX
- ERD/USDC
- FTM/PAX
- FTM/TUSD
- FUEL/ETH
- GTO/PAX
- GTO/TUSD
- GTO/USDC
- LUN/ETH
- NCASH/BNB
- NPXS/BTC
- ONE/PAX
- ONE/TUSD
- PHB/PAX
- PHB/USDC
- TFUEL/PAX
- TFUEL/TUSD
- TFUEL/USDC
- WAVES/PAX
- WIN/BTC
通貨によって複数の取引ペアが廃止となることや、DOGEなどの人気コインを含むペアも廃止の対象となっています。
廃止の理由は、プロジェクトの進捗状況や取引量の減少などプロジェクト毎に異なりますが、バイナンスからの要望ではなく、ほとんどのプロジェクトチームから出された要求をそのまま通した結果今回のように合計で30種類の取引ペアを廃止することになったとバイナンス公式発表に記載されています。
バイナンス以外の取引所でも仮想通貨上場廃止を検討
大手仮想通貨取引所としては、Poloniexが合計で20種類以上の取引ペア廃止を検討していることが報じられています。
またトークンの流動性とは異なりますが、韓国のOKExでの匿名通貨5種類が上場廃止されたことも記憶に新しいところです。
今回プロジェクト側の都合により合計30種類の取引ペア廃止を決定したバイナンスでも、一定の条件を満たしていない仮想通貨は、既に上場しているものでも廃止にする可能性があると公表されています。
さいごに
本記事では、大手仮想通貨取引所Binance(バイナンス)が合計30種類の取引ペアを廃止するニュースについてご紹介してきました。
上場廃止までほとんど時間がなく、突然の発表となりました。
数年前のアルトコイン全盛期で登場したコインの中にも市場流動性の低下が避けられないトークンも存在するため、今後の各仮想通貨取引所の対応はチェックしておきたいところです。