テレグラムが発行している仮想通貨「Gram」用のウォレット機能を、iOS上から利用可能となっていることが「TELEGRAM INFO」の報道により判明しました。
現在はα版として公開されており、一部機能のみが利用可能となっています。
テレグラムのiOS端末で利用出来るα版サービスとは
TELEGRAM INFOが公開した情報によりますと、現在「Gram」用のウォレット機能α版は「Telegram Open Network」のテストネット上で動かされています。
今回公開されたα版ではウォレットの作成と削除、Gramの送受金、ウォレットアドレスの共有が利用可能となっています。
Telegram Open Networkの開発元であるTON LabのFyodor Skuratov氏によりますと、「現在α版をテストネット上で提供しているが、Gram用のウォレット設計はまだ完全に決定していない」と説明しています。
今後のTON及びウォレットのサービス展開について
テレグラムでは以前よりTelegram Open Networkのメインネットを2019年10月31日までにローンチする予定と発表しており、来月にはメインネットが公開される予定です。
またFyodor Skuratov氏の発言では、テレグラムに内蔵するウォレット機能はGramの購入や取引などの基本的な機能のみとし、他の機能に関してはサードパーティの開発者に任せるとの発言を行なっています。
Telegram Open Networkを含むテレグラムが開発しているアプリは、オープンソースソフトウェア(OSS)として公開されており、ソースコードを誰でも確認することが可能なため、第三者であるプログラマーが追加機能を開発することが可能となっています。
さいごに
本記事では、テレグラムが発行している仮想通貨「Gram」の専用ウォレットを、iOS端末上からテスト利用が可能となったニュースについてご紹介してきました。
日本国内ではLINEの仮想通貨取引サービス「BITMAX」がiOS端末にも対応したことで話題となったばかりです。
世界的に考えると、テレグラムはLINE以上のユーザー保有率を誇っているSNSアプリのため、来月に予定されているTelegram Open Networkのメインネットリリースには非常に高い期待が寄せられています。