ハイパーインフレでビットコイン(BTC)の需要が過熱し話題となっている南米ベネズエラですが、今回国内初の仮想通貨用ATMが設置されたことがわかりました。
ATMを設置することで、より仮想通貨の供給をスムーズにする目的があるとみられています。
Coin ATM Radarで情報を確認
今回ベネズエラに設置された仮想通貨用ATMについては、仮想通貨用ATMの位置情報を検索出来るサイト「Coin ATM Radar」により確認されたものです。
Coin ATM Radarでは、世界中の仮想通貨用ATMを確認することが可能で、2019年9月時点で5,500台を超える仮想通貨用ATMが確認されています。
世界で最初にビットコイン用ATMが設置されたのカナダのバンクーバーでは、下記の記事のようにビットコイン用ATMの廃止が検討されていますが、世界規模でみると少しずつではありますが増加傾向にあります。
ベネズエラの仮想通貨用ATMの取り扱い通貨について
ベネズエラで今回設置された仮想通貨用ATMでは、下記の3種類の仮想通貨が取り扱われています。
- ビットコイン(BTC)
- ビットコインキャッシュ(BCH)
- ダッシュ(DASH)
対応通貨としては、ベネズエラの法定通貨とコロンビアペソが対象となるようです。
ATMが設置された場所が、コロンビアとの国境付近であるSan Antonio del Tachiraという都市であることからコロンビアペソにも対応しているようです。
インフレ率の高い国では仮想通貨の需要増も
今回仮想通貨用ATMが設置されたベネズエラのようにインフレ率の高い国では、法定通貨の価値が減ることから仮想通貨や金など様々な別の資産に変換しておく動きが見られます。
今回の仮想通貨用ATMの設置により、仮想通貨への変換がこれまでよりも容易になることからベネズエラ国内での仮想通貨需要の過熱が期待されています。
さいごに
本記事では、ハイパーインフレにより仮想通貨の需要が高まりを見せている南米ベネズエラに仮想通貨用ATMが設置されたニュースについてご紹介してきました。
今回ベネズエラ初の仮想通貨用ATMの設置ということで、ベネズエラ国内に仮想通貨が爆発的に普及するような自体とはならないことが予測されます。
しかし、今後仮想通貨ATMが続々と設置されることで、国内での仮想通貨需要がますます高まっていくことに期待がもたれます。