大手仮想通貨取引所バイナンス(Binance)は、米ドルに対応した独自ステーブルコイン「Binance USD(BUSD)」を発行することを発表しました。
Binance USDの発行はステーブルコイン発行企業であるPaxos(パクソス)と連携して行われます。
バイナンス初 米ドルペッグのステーブルコイン誕生へ
今回バイナンスにより発表されたステーブルコインBinance USDは米ドルと1対1で連動する形のコインとなります。
ビットコインライセンスを取得しているステーブルコイン発行企業のパクソスと提携しており、パクソスはBinance USDの発行及びカストディアン(資産保管)の役割も果たすとされています。
バイナンスは発表で、Binance USDは既にニューヨーク州金融サービス局(NYDFS)からの認可を受けていることを公表しました。
バイナンスによりますと、Binance USDではイーサリアムブロックチェーンを活用しての発行となりますが、将来的にはバイナンスオリジナルブロックチェーンへの移行も検討しているとされています。
Binance USDの取り扱いについて
バイナンスは発表の中で、Binance USDの取り扱いを今月中に始めると発表しましたが、詳細な日程については明らかになっておりません。
Binance USDの取引に関しては仮想通貨取引所Binanceで利用可能となり、購入に関してはパクソスのプラットフォームで可能とされています。
仮想通貨取引所BinanceではBinance USDとの取引ペアとしてビットコイン(BTC)・リップル(XRP)・バイナンスコイン(BNB)の3種類を提供する予定です。
またパクソスでのBinance USD購入に関しては、米ドル及びパクソスのステーブルコインPAXを利用することが可能となる予定です。
さいごに
本記事では、仮想通貨取引所バイナンスが米ドル連動のステーブルコインBinance USDを発行するニュースについてご紹介してきました。
バイナンスではステーブルコインの発行に力を入れており、これまでにもビットコイン(BTC)とペッグされた「BTCB」、イギリスの法定通貨ポンドとペッグされた「BGBP」が発行されています。
今後もバイナンスでは様々な法定通貨とペッグされたステーブルコインを発行していく予定であると公表されています。