日本時間8月29日深夜2時頃、突如ビットコイン(BTC)の価格が急落し、10,000ドルを下回る9,600ドル付近まで下落しました。
現在は9,700ドル付近で推移している状況です。
今回の急落では一時的に700ドル近くの下落が見られ、専門家の間では仮想通貨取引所BitMEXでのロングポジションの清算が行われたことが要因と言われています。
BitMEXで1億5000万ドル相当のポジション決済か?!
SNS上では、今回のビットコイン(BTC)急落の要因について様々な憶測がとびかっています。
$150 million worth of Longs just got Liquidated at BitMEX#bitcoin pic.twitter.com/RweaP9KoS3
— Boxmining (@boxmining) August 28, 2019
上記のTwitterで投稿された指摘によると、仮想通貨取引所BitMEXで1億5000万ドル相当のロングポジションが強制決済されたとのことです。
大口顧客のロスカットと見られますが、反発がほとんどなかったことから、多くのショートポジションには影響がなかったものと推察されています。
CMEビットコイン先物の期日も少なからず影響か?
CMEビットコインの8月分の期日が迫っていることも少なからず影響しているではないかとの意見も見られます。
また、、米仮想通貨投資会社アーカ のジェフ・ドーマンCIO(最高投資責任者)が、アメリカのレイバー・デイの前週に当たることを指摘した上で、「売買が低調な市場状況では、市場価格は簡単に動くため先物期日などの影響も考えられる」との意見を示しています。
ビットコイン以外の仮想通貨も軒並み下落
ビットコイン(BTC)急落に伴い、他の仮想通貨も軒並み下落する状態となっています。
ライトコイン(LTC)では前日比9%近くの下落が見られたほか、イーサリアム(ETH)で8%近くの下落、ビットコインキャッシュ(BCH)も5%近くの下落が見られます。
アルトコインに関してもほとんどの銘柄で前日比5%以上の下げ幅となっているようです。
さいごに
本記事では、仮想通貨ビットコイン(BTC)が10,000ドル割れの急落を見せた市場状況について、専門家の考察意見などを混じえながらご紹介してきました。
様々な意見がTwitterをはじめとしたSNS上で見られますが、明確な答えは誰にもわかりません。
仮想通貨が投機的と言われる所以の値動きを久々に見せた形となり、今後もしばらくは市場価格の変動から目が離せなくなりそうな展開となっています。