仮想通貨企業CasaのCTOであり、ビットコインエンジニアのジェイムソン・ロップ氏が、ビットコイン・ベーシックインカム政策を構想しているツイートを公開しました。2020年に行われる米大統領選挙に言及した内容のようです。
Thinking about running for POTUS on a single issue platform: if elected I'll give every citizen $1,000 in Bitcoin a month. This is doable because we'll never run out of dollars and the economics will benefit America in the long run since we'll end up with the most BTC.
— Jameson Lopp (@lopp) August 24, 2019
単一の問題プラットフォームでPOTUSを実行することについて考えます。選出された場合、私はすべての市民に1か月にビットコインで1,000ドルを提供します。私たちがドルを使い果たすことは決してないので、これは実行可能です。そして、私たちがほとんどのBTCになってしまうので、経済は長期的にアメリカに利益をもたらすでしょう。(google翻訳)
このツイートの対し、様々なコメントが寄せられており、Lopp氏は次のように返しています。
ビットコインのトランザクション能力が追い付かないのでは?
Lopp氏:選挙までの18か月間でライトニングネットワークを改善し、トランザクション能力を向上させます。コインベースを国営化し、オフチェーンで動作させます。
※ライトニングネットワークとは、ビットコインの送金処理をビットコインのチェーンではない(オフチェーン)部分で行うことで、送金速度の高速化、送金手数料の削減を行うことができる技術
https://twitter.com/lopp/status/1165333331464138752?s=20
副題要領にはだれを起用する?
Lopp氏:Rosso Ulbericht氏とともに刑務所や薬物問題を修正しなければならない。
※Rosso Ulberichtは、匿名マーケット「Silk Rroad」の創設者
I'd have to go with @RealRossU as VP and put him in charge of fixing all of the prison and drug issues. Of course he won't be able to help during the campaign since I have to be elected first in order to pardon him, but I figure the campaign should pretty much run itself.
— Jameson Lopp (@lopp) August 24, 2019
毎年3兆ドル分のビットコインが必要になるが
(フォロワーのコメント)
80兆ドルのM2(現金、コイン、小切手、貯蓄)マーケットがあり、すぐに資金が流れてくるでしょう。
There’s $80 trillion of M2 (cash, coin, checking, savings, money market) in the world. Pretty straight forward how a few trillion comes in
— John Krulock (@SpeedyReidy11) August 24, 2019
1sat(=0.000000001btc)が1000ドル以上になるのでは?
Lopp氏:心配いりません。ライトニングネットワークではミリサトシを使用できます。
※ミリサトシとは、1BTCの1億分の1であるサトシ(sat)のさらに1000分の1。
No worries, you can already use millisatoshis on the Lightning Network. Also, it's a soft fork to further subdivide the base units.
— Jameson Lopp (@lopp) August 24, 2019
2020年米大統領選挙候補者アンドリュー・ヤン氏もベーシックインカムを
2020年11月に行われる米大統領選挙に関連したツイートと思われますが、民主党のアンドリュー・ヤン候補もベーシックインカムを掲げています。
ヤン候補は、18~64歳の市民に毎月1000ドルを支給するユニバーサルベーシックインカム(UBI)施策を「freedom Dividend」と銘打ち大統領選に臨んでいます。
同氏は、ブロックチェーン投票を政策に加えるなど、ブロックチェーン技術に対して支持的な姿勢を示しており注目を集めています。
ロップ氏の今回のツイートは、ビットコインで1000ドルを支給する「ユニバーサルビットコインインカム(Universal Bitcoin Income)」を提案し、ヤン候補のユニバーサルベーシックインカムに掛けたツイートと思われます。
大統領選挙については本気かどうか定かではありませんが、ビットコインの社会的価値や、ライトニングネットワークのユーザビリティの向上に期待が持てるツイートをご紹介しました。