通信事業者のTelxは、8月22日SIMカード形式の仮想通貨ウォレットである「Telx SIM」をリリースしたことを発表しました。
電話番号(SMS)を使用した「世界初のSIMカード形式 仮想通貨ウォレット」となります。
Telx SIMについて
今回Telxが発表した「Telx SIM」は、日本を含む世界180ヶ国以上で利用することが可能な、SIMカード形式の仮想通貨ウォレットです。
専用の電話番号を用いたSMS(ショートメッセージングサービス)を通して、仮想通貨の送受信を行うことが可能となります。
これまでのように、長いウォレットアドレス(仮想通貨送受信用のメールアドレスのようなもの)はもちろん、スマートフォンやインターネットへの接続、専用アプリケーションすら必要とせず、仮想通貨の送受信が行えるようになるとのことです。
Telx社は、取引出来るデジタル資産をなるべく簡単でアクセスしやすいものにすることを目標としています。
今回のシステムを開発したのも、テクノロジーを使い慣れた人とそうでない人が同じように、デジタル資産の送受信を行うことが出来る機能を提供するためであると発表されています。
Telx SIMにより、送受信が可能な仮想通貨一覧
Telxによりますと、Telx SIMで利用可能な仮想通貨は下記の5種類と発表されています。
- ビットコイン(BTC)
- ライトコイン(LTC)
- ダッシュ(DASH)
- Zcash(ZEC)
- ビットコインキャッシュ(BCH)
SIMカード自体は$17(約1800円)で購入が可能とされており、対応国の中に日本も含まれていますが、これまでのところ日本語での情報がほとんど出ておらず、実際にどのように利用出来るのかは確認出来ていません。
ご購入する際にはしっかりと確認した上で、自己責任のもと購入するようにしてください。
さいごに
本記事では、通信事業者Telxが世界初となるSIMカード形式の仮想通貨ウォレット「Telx SIM」の開発を発表したニュースについてご紹介してきました。
今回のTelx SIMの発表内容については公式レポートよりご確認頂けます。
Telxは設立して間もない企業のようですので、事前に条件や契約内容などをしっかりと確認する必要はありますが、全く新しいサービスが登場しました。
Telxの評判次第では、今後に期待出来る新しい分野のサービスとなりそうです。