8月23日13時ごろに起きました、アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)のシステム障害により、仮想通貨取引所をはじめ、キャッシュレス決済サービスなどを含めた様々なサービスに影響が出たようです。
記事執筆時点(8月24日現在)は、多くのサービスが復旧しているようですが、仮想通貨取引所バイナンスが入出金の停止を発表するなど影響は大きいようです。
AWSで発生したシステム障害
AWSの公式では、23日13時ごろから大規模な通信障害が発生したことを認めています。
障害が発生したデータセンターは、AWS東京リージョンであるとされています。
23日20時ごろには、AWSからの公式発表で大部分の復旧が完了したと報告が上がりました。
今回の障害発生の原因については、サーバーの過熱によるものと発表されています。
AWSシステム障害の影響
AWSシステム障害の影響により、日本を中心としたアジア圏で様々なサービスに不具合が発生する自体となりました。
仮想通貨取引所としては下記のような影響が発表されています。
- Zaif:入出金などを含めた一部サービスの停止
- GMOコイン:各サービスへの接続不具合が発生
- KuCoin:一部サービスの利用停止
- BitMax:45ビットコイン(BTC)を1ドル未満で購入された?(※不具合によるものか正式には判明していないようです。)
- Binance:入出金サービスの一時停止
上記のように、多くの取引所に影響が出ているようです。
また、仮想通貨以外のサービスでも決済サービス「PayPay」での支払い機能の停止や、人気ソーシャルゲームのログイン障害など、多くの分野で不具合が発生しているようです。
さいごに
本記事では、8月23日に発生したAWSのシステム障害により、仮想通貨取引所の各種サービスに不具合が生じるなど、様々な業界で影響が発生しているニュースについて、ご紹介してきました。
AWSからの発表では、AWS本体の障害は復旧しているようですが、仮想通貨取引所を含めた各種サービスの対応状況についてはマチマチです。
大規模なインフラ企業の障害発生ということで、非常に大きな影響を及ぼしています。
今後も各企業から最新情報が更新されていくと考えられますので、ご利用中のサービスにおける障害対応状況については、随時各企業の公式ホームページをご確認ください。