仮想通貨取引所BitfinexがTether社に1億ドルの資金返済

海外大手仮想通貨取引所のBitfinexが、Tether社に7億ドルのローンのうち1億ドルを返済したと公表しました。

Bitfinexの報告によりますと、Tether社の銀行口座に法定通貨で支払いが行われたとのことです。

Bitfinexが7億ドルもの資金を借入している経緯

2019年4月にニューヨーク州の検事総長事務所の法的申立てにより、2019年初旬にBitfinexはTether社の準備金から7億ドル(約750億円)を借入れていたことが判明しています。

Bitfinexには、借入れた資産を950億円にも及ぶ損失をカバーするために不正利用したとして、裁判所命令が発行されていました。

Tether社は発行したUSDTは1対1に米ドルで完全に裏付けされていると主張していただけに、準備金の流用が事実であれば信用問題に関わるとして、仮想通貨業界に大きな波紋を呼びました。

なお、Tether社は2019年3月にUSDTの発行規定を改訂しています

2019年5月最高裁判所に対して、発行しているUSDTの74%は米ドルで裏付けられているが、残りの26%に関してはビットコイン(BTC)を含む現金相当物で担保されていることを認めたことも確認されています。

今回の1億ドルの資金調達について

今回返済された1億ドルの資金については、Bitfinexが5月4日より実施していた独自プラットフォームトークンである「LEO」のセールとみられており、プライベートセールだけで10億ドル以上の資金調達を成功させたと公表されています。

Bitfinex社は、今回の1億ドルの資金返済で利子分を前納したと公表しており、今後も定期的にTether社に対して借入れた資産の返済を行なっていくものとみられます。

さいごに

本記事では、仮想通貨取引所BitfinexがTether社に対して借入していた7億ドルのうち、1億ドルの返済を行ったニュースについてご紹介してきました。

現在ニューヨーク州最高裁判所はBitfinexとTether社に対して、USDTの準備金の移動を原則禁じています。

BitfinexとTether社の準備金問題に関する裁判の再開は、2019年7月29日を予定しており今後も見逃せないニュースとなっています。

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