Amazon Web Service Japanは6月11日、ソニーミュージックエンターテイメントが音楽権利情報処理システムの基盤としてAmazonが開発する「Amazon Managed Blockchain」を採用することを発表しました。
ソニーミュージックエンターテイメントAMB採用の目的
ソニーミュージックエンターテイメントは、ブロックチェーン技術を活用することで、音楽の権利情報に関する作業効率と信頼性を高め、生産性向上を目指して採用を決定したとのことです。
ブロックチェーン技術を活用することにより、セキュアでかつ効率的な音楽権利関係情報の処理が可能となるため、今後の業務にかかるコストを大幅に削減出来る見込みであるとされています。
また、Amazon Managed Blockchainを採用した理由としては、「セキュリティや可用性・柔軟性などを考慮した上で、開発コストを抑えることが出来るのはAmazon Managed Blockchainであった」とソニー関係者より発言されています。
Amazon Managed Blockchainについて
Amazon Managed Blockchainは、2019年5月2日に日本国内でサービス提供が開始されたばかりの新しいサービスです。
フルマネージド型のブロックチェーンサービスで、Hyperledger FabricやEthereumを使用したブロックチェーンネットワークを簡単に作成することが可能です。
AWSブロックチェーンの特徴として、スケーラブルなブロックチェーンネットワークのセットアップ、デプロイ・管理を簡略化することで、高額な導入コンサルティングへの依存を解消することが可能であるとされています。
さいごに
本記事では、ソニーミュージックエンターテイメントがAmazonのブロックチェーン技術採用を決定したニュースについてご紹介してきました。
音楽業界では、主に権利関係の利用として、ブロックチェーン技術の利用が、徐々にではありますが採用されはじめています。
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