米国最大手の仮想通貨取引所であるBittrexは、米国の投資家に向けたプラットフォーム上での30種類を超える仮想通貨の取り扱いを中止すると発表しました。
今回停止される仮想通貨は、2019年6月21日を持って取引を停止するとされています。
Bittrex公式ブログによる発表内容
Bittrex公式ブログのポストによりますと、米国を拠点とする投資家に対して32の仮想通貨の取引を停止すると発表しました。
停止される仮想通貨にはクオンタム(QTUM)やファクトム(FCT)などが含まれています。
※停止される仮想通貨の詳細についてはBittrex公式ブログをご確認ください。
これら32種類の仮想通貨に対しては、トークン自体の取り扱いを停止するわけではなく、あくまで取引のみを停止すると発表されています。
すなわち、Bittrexの顧客は6月21日以降も取引停止対象のコインをBittrexのウォレット上で保管することが可能です。
アクセス廃止のプロセスについては、随時顧客にEメールで連絡するとされています。
今回対象となる仮想通貨に対して、変更前/変更後で利用可能/利用不可になることのガイダンスが記載された電子メールが送信されるそうです。
Bittrexが32種類の仮想通貨取引を停止する経緯について
今回Bittrexが仮想通貨の取引停止を発表する以前に、米国の取引所であるPoloniexで仮想通貨9種類の取引を停止する発表がありました。
Bittrexの今回の対応はPoloniexの動きに同調したものと考えられます。
これらの要因として、米国内での仮想通貨の不透明な法規制に対応するためであると言われており、今回停止されるコイン自体に何か問題が見つかったわけではありません。
さいごに
本記事では、米国最大手の仮想通貨取引所であるBittrexが32種類の仮想通貨の取り扱いを停止するニュースについてご紹介してきました。
同じく米国仮想通貨取引所のPoloniexに続き、Bittrexでも仮想通貨の取引停止対応が行われることで多少なりとも市場に影響を与えそうです。
今回の対象仮想通貨に問題が見つかったわけではないため、大きな市場変化は起こらないと推察されますが、取引が停止する6月21日前後は対象の仮想通貨の価格変動に十分注意しておきましょう。