仮想通貨TRON(トロン)の創業者兼CEOであるジャスティン・サン氏は、米著名投資家であるウォーレン・バフェット氏と昼食をする権利を456万7688ドル(約5億円)で落札したとの発表がありました。
落札者であるジャスティン・サン氏は、ニューヨークのステーキハウスに7名までの友人を連れて行くことが出来るそうで、7名にどのような人物が選出されるのか非常に楽しみです。
ウォーレン・バフェット氏について
ウォーレン・バフェット氏は米国の投資会社バークシャー・ハサウェイの会長兼CEOを務めており、大統領自由勲章を受賞していることでも有名です。
2018年度の純資産は840億ドル(約9兆円)にも達するとされており、世界有数の資産家の一人でもあります。
米国のネブラスカ州オハマを中心に生活しているため、敬愛の念を込めて「オハマの賢人」と呼ばれています。
ウォーレン・バフェット氏は、以前より仮想通貨に対して否定的な意見を示しており、仮想通貨ビットコイン(BTC)に対しては「通貨ではない」などの発言も注目されておりました。
チャリティーオークションについて
今回ジャスティン・サン氏が落札したウォーレン・バフェット氏との昼食の権利は、ebayが主催するチャリティーオークションによるものです。
落札額は全てNPO(民間非営利組織)であるGLIDE財団に寄付される予定です。
GLIDE財団はホームレスやマイノリティー、LGBTQなどの経済的に困窮する組織の支援を行なっている団体です。
落札後の両者の発言
ジャスティン・サン氏は公式Twitterでブロックチェーン業界のリーダー達を昼食会に招待すると投稿しており、「みなさんに利益となるよう願う」との発言がありました。
I officially announce I’ve won the record-setting 20th-anniversary charity lunch hosted by @WarrenBuffett. I’ll also invite #blockchain industry leaders to meet with a titan of investment. I hope this benefits everyone. #TRON #TRX #BTT #BitTorrent pic.twitter.com/EMZ4TMhgpR
— Justin Sun (@justinsuntron) June 3, 2019
これに対し、ウォーレン・バフェット氏も下記のように発言したとロイター通信により報じられております。
ジャスティン・サン氏が昼食会の権利を獲得したことを嬉しく思う。
彼と彼の友人に会えることを楽しみにしている。
さいごに
本記事では、チャリティーオークションでウォーレン・バフェット氏との昼食会の権利をTRON(トロン)CEOであるジャスティン・サン氏が落札したニュースについてご紹介してきました。
チェリティーオークションの入札額がGLIDE財団に寄付されることに関して、ジャスティン・サン氏は下記のように語っています。
TRON(トロン)の米国本社はサンフランシスコにあります。
サンフランシスコのホームレスコミュニティへの重要な支援を行なっているGLIDE財団に、私の落札した入札額が寄付されることを誇りに思う。
本文中でも記載しましたが、ウォーレン・バフェット氏は仮想通貨に対して否定的な考えの持ち主です。
今回のジャスティン・サン氏および彼の連れてくるブロックチェーン界隈のリーダー達との昼食会でウォーレン・バフェット氏の今後の見解にどのような変化をもたらすのか、注目していきたいニュースです。