大手仮想通貨取引所のBitfinexが一時的にサービスをシャットダウンしていたことが同社公式Twitterによる投稿により判明しました。
入金・出金サービス共に停止していたようですが、現在は復旧しているようです。
サービスのシャットダウン経緯について
Bitfinex社はTwitterでの発表で下記のように記しています。
ネットワーク・プロバイダーの一つが一時的に停止したため、入金および出金サービスが利用できない状態となっていました。
資金はコールドストレージに保管されているため安全です。
可能な限り迅速に復旧する予定です。
ご迷惑をお掛けして申し訳ありません。
Due to the outage of one of our network providers we temporarily paused deposits and withdrawals. Funds are safe in cold storage. Situation should be restored ASAP (ETA 3/4h). Apologies for the inconvenience.
— Bitfinex (@bitfinex) May 31, 2019
Bitfinex社によりますと、現在は入金・出金共に復旧済みとのことです。
Deposit and withdrawal processing have been restored. Thank you for your patience.
— Bitfinex (@bitfinex) May 31, 2019
Bitfinex社のCEOであるPaolo Ardoino氏は公式のツイッターで、ユーザーの資金が安全であることをコミュニティに保証するために、ホットウォレットへのリンクを掲載しました。
. @bitfinex : due to the outage of one of our network providers we temporarily paused deposits and withdrawals. Funds are safe in cold storage. Situation should be restored ASAP. Apologies for inconvenience.
— Paolo Ardoino (@paoloardoino) May 31, 2019
Bitfinex関連のニュース
2019年5月にニューヨーク州最高裁判所は、BitfinexとTether社に対して、USDTの準備金の移動を原則的に禁じる命令を出しました。
経緯としては、Bitfinexは投資家に損失を明らかにしなかったとされており、Tether社から7億ドル以上の資金を調達し、その資金を使って損失を隠蔽していたとのことです。
現在、Bitfinex・Tether社ともに資金凍結の命令を受けていますが、通常通り業務を行うことは可能なようです。
差し止め請求は司法長官からの延長要求がない場合、90日間を経過した後無効となります。
資金凍結について、現在のところは業務に支障が出ない状態ですが、延長要求などで事態が長引く可能性も十分に考えられております。
さいごに
本記事では、大手仮想通貨取引所のBitfinexが一時的に入出金サービスを停止していたニュースと直近のBitfinex関連のニュースについてご紹介してきました。
今回のサービス停止に関しても、一部Twitter上などでハッキングではないかとの噂が広がりました。
Bitfinexは世界でも最大手の取引所のため、事実に関わらずこういったニュースで市場が大きく動く可能性があります。
Tether社ととも資金凍結されている関連ニュースも含めて、Bitfinex関連のニュースには注目し市場の急激な動きに備えておきたいところです。