米Facebookが運営する「WhatsApp」アプリケーション上でビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)をはじめとする仮想通貨の送金が可能と判明しました。
仮想通貨決済ボットを開発するZulu Republic(ズールー・リパブリック)社により、20日Twitter上で発表されたものです。
we are happy to announce that from today you can send and receive #bitcoin & #litecoin on #WhatsApp via @liteim_official ! try it yourself here: https://t.co/JaldSafGBK @FranklynCrypto @SatoshiLite @CharlieShrem @CCNMarkets @GLRalf
— Zulu Republic (@ztxrepublic) May 19, 2019
Zulu Republic社による発表内容について
Zulu Republic社はTwitterで、仮想通貨送金プラットフォーム「Lite.Im」を通じて、WhatsApp上で仮想通貨送金が利用できるようになったと発表しました。
利用者はWhatsAppで「Lite.Im」を追加し、配信されるメッセージに従って入力することで、入出金やウォレット機能を使用することが可能になるとのことです。
現在は英語とスペイン語のみ対応となっております。
WhatsApp上で取り扱う仮想通貨について
今回の発表で明らかとなった対応仮想通貨は下記の4種類です。
- ビットコイン(BTC)
- イーサリアム(ETH)
- ライトコイン(LTC)
- Zulu Republic Token(ZTK)
Lite.Imについて
Lite.Imは既にFacebook MessengerやTelegramでも仮想通貨の送金サービスを提供しています。
SMSサービスでの仮想通貨送金が普及することで、銀行口座を持たない国の人達にも、簡単に携帯電話だけで送金が行える点で注目されています。
WhatsAppの月間アクティブユーザー数は世界中で約15億人とされているため、SMSを用いての仮想通貨送金サービスが一気に拡大する可能性を大きく秘めていることが推察されます。
さいごに
本記事では、Facebookが運営するWhatsAppアプリケーション上で仮想通貨の送金が可能になるニュースについて関連情報を交えながらご紹介してきました。
日本国内ではLINEの圧倒的普及率により、WhatsAppの知名度はそれほど高くありませんが、海外に目を向けて見るとWhatsAppは圧倒的なシェア率を誇ります。
今回のサービス拡大により、一気にSMSでの仮想通貨送金が普及する可能性も考えられます。
日本での普及はもう少し先になることが推察されますが、東南アジアやアフリカを中心に銀行口座を持たない層の新たな決済手段となる可能性もあるため、今後の動向に注目していきたいニュースです。