カナダとシンガポールの中央銀行がデジタル通貨の国際決済実験に成功

カナダとシンガポールの中央銀行は、分散型台帳技術(DLT)を利用した、デジタル通貨のクロスボーダー決済に世界で初めて成功したと発表しました。

本記事では、今回発表されたカナダとシンガポール中央銀行によるデジタル通貨のクロスボーダー決済実験成功のニュースについてご紹介していきます。

世界で初めて中央銀行間の国際決済に成功

2019/5/2 カナダの中央銀行とシンガポールの中央銀行は、中央銀行のデジタル通貨を使用したクロスボーダー及びクロスカレンシー支払いに関する実験に成功したと発表しました。

2つの国の中央銀行間で行われる世界初の試みで、今回のデジタル通貨国際決済の成功により効率性を高め、国境を超えた支払いのリスクを減らすことが出来る大きな可能性を秘めていると発表しています。

2つの中央銀行間での実験内容

カナダの中央銀行(BoC)とシンガポールの通貨金融庁(MAS)は2つの異なるDLTプラットフォーム上に構築された決済システムを使用しています。

カナダの中央銀行は、SWIFTとの連携も発表されたフィンテック企業R3社が提供するCordaを利用した「Project Jasper」を使用しています。

シンガポールの通貨金融庁はJPモルガンが提供するイーサリアム基盤のプラットフォームQuorumを利用した「Project Ubin」を使用しています。

これら2つの支払いネットワークを、HTLCと呼ばれる手法を使用して接続し、第三者の仲介を必要とせず、PvP決済を可能としました。

それぞれのネットワークを接続することにより、これまで利用してきたものを継続利用しながら利便性の向上を図ることが出来るとされています。

まとめ

本記事では、カナダとシンガポールの中央銀行で行われたデジタル通貨の国際決済実験が成功したニュースについてご紹介してきました。

各国でもブロックチェーン技術や分散型台帳技術を使用した開発は進められており、世界各国で協力することにより手軽に国際送金が可能になる技術が実現するのではないかと、今回の実験成功により期待が高まります。

現在は各国がそれぞれバラバラにキャッシュレス決済などの技術開発を行なっていますが、今回のように各国が連携して、より便利な国際間取引システムが稼働する日もそう遠くないのかも知れません。

 

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