イーサリアム(ETH)が現在開発中で、PoWからPoSへの移行にも重要な意味を持つ「フェーズ0」が6月30日までに完成する見込みであるとの発表がありました。
本記事では、イーサリアム(ETH)についての最新情報を今回発表された情報を交えてご紹介していきます。
発表内容
2019/5/2に実施されたEthereumコア開発者会議で、イーサリアム(ETH)のProof of Stake(PoS)合意アルゴリズムへの移行コードが、6月30日までに完成する予定であると発表されました。
イーサリアム2.0へのアップグレードは7段階に分けて進められる予定ですが、第1フェーズである「フェーズ0」が完成間近となり、完了の目処を6月末であると発表する経緯となりました。
フェーズ0とは
フェーズ0とはイーサリアム(ETH)をProof of Work(PoW)からProof of Stake(PoS)コンセンサス・アルゴリズムへ移行させる最初の移行段階を指します。
PoSへの移行は、イーサリアム2.0の根幹部分となるため、非常に重要な位置付けとされています。
フェーズ0に続いて行われる予定のフェーズ1では、シャーディングが一部導入される予定となっております。
シャーディングはトランザクションなどの処理を小さなグループのノードで分割し、ブロックチェーンの容量を増やすスケーラビリティ機能のことを指します。
イーサリアム(ETH)2.0への移行ロードマップの詳細に関してはこちらよりご確認ください。
今後の推察
6月末での完成が予定されているフェーズ0の完了で、PoSへの完全移行をする訳ではありません。
しかし、Beacon Chainを用いたステーキングが開始される可能性もあり、投資家達の動きや市場への影響も十分にチェックする必要があると思われます。
また、イーサリアム2.0の根幹となるPoSへの移行が完成に近づいているとあり、投資家達の期待が高まることでも市場価格に影響が出てくる可能性が十分にあると推察できます。
さいごに
本記事ではイーサリアム(ETH)のフェーズ0開発の完了時期発表についてのニュースについてご紹介してきました。
アルトコインの中でも、様々な通貨の基盤となっているイーサリアム(ETH)の大型プロジェクトが順調に成功に近づいているとの発表により、少なからず市場にも良い影響が出るのではないでしょうか。
6月末の作業完了時期は特にですが、イーサリアム(ETH)の最新情報や市場価格に注目していきましょう。