米国NIKEは仮想通貨やブロックチェーン技術などに使用するための商標「CRYPTOKICKS」を米特許庁に申請したことが明らかになりました。
本記事では、「CRYPTOKICKS」に関連する情報をご紹介していきたいと思います。
概要
今回判明した情報によりますと、大手スポーツブランドメーカーであるNIKEは米特許庁に対して、仮想通貨やブロックチェーン技術などで使用するため「CRYPTOKICKS」の商標登録申請を行なったとされております。
NIKEは4/19に商標登録申請を提出しました。
申請内容には、独自のデジタル通貨やトークンの利用、ハードウォレットやモバイルアプリ・オンラインサービスを含む約50項目以上の利用目的が記載されていたそうです。
特筆すべき点としては、
・仮想通貨取引サービス
・ウォレットサービス
・ゲーム
などが記されており、DApps(分散型ゲーム)の使用も検討されているのではないかと予想されています。
また、ブロックチェーン技術の利用としては、IoTデバイスのネットワークを管理するソフトウェアの開発なども記されています。
仮想通貨だけでなく、幅広い分野でブロックチェーン技術を活用し、NIKE独自のエコシステムを実現していくのではないかと見方も出来るでしょう。
商標登録に関するルール
今回NIKEが商標登録申請を行なった「CRYPTOKICKS」は承認されれば4年間NIKEが使用する権利を得られます。
商標登録の反対を行いたい場合、競合他社は4/19から30日以内に米特許庁にその旨を伝える必要があります。
商標が許可されれば、商品やサービスは知的財産として他のものとは区別され使用することが可能となります。
さいごに
本記事ではNIKEが「CRYPTOKICKS」の商標登録申請を行なったニュースについてご紹介してきました。
今回の記事内容については、NIKEが公式で発表したものではありません。
そのため、今後NIKEが「CRYPTOKICKS」の商標を使用して、どのようなサービスを始めるのかや独自通貨の発行を行うのかについても確定情報ではありません。
しかし、今回の商標登録申請を行なったこと自体は事実ですので、NIKEも仮想通貨業界への参入可能性が非常に高くなったのは推察出来ます。
NIKEのような大企業が仮想通貨界隈に参画してくることは、業界全体にとってもポジティブなニュースとなります。
NIKEの公式発表を待つと同時に、米特許庁の申請可否の対応についてもぜひ注目していきたいところです。