韓国の大手電子製品メーカーであるサムスン(Samsung)が独自のブロックチェーンネットワークを開発し、独自仮想通貨の発行を目指していると「Coin Desk Korea」により報じられました。
本記事では、今回報道されましたサムスン関連のニュースについてご紹介していきたいと思います。
概要
Coin Desk Koreaによりますと、サムスンはイーサリアムをベースとしたブロックチェーンネットワークを構築しているとされています。
しかし、現段階ではまだ「内部実験」の段階であるとされております。
関係者は下記のような発言をされました。
確認は出来ておりませんが、現在プライベイトブロックチェーンの開発を検討しています。
将来的にパブリックブロックチェーンに変更する可能性もあります。
もしくはプライベイトブロックチェーンとパブリックブロックチェーンの両方、つまりハイブリッドブロックチェーンになる可能性もあります。
また関係者は続けて下記の発言もされました。
Samsung Coinが登場することを期待する声もあるが、方向性は決まっていない。
これらの発言より、具体的な目処は経っていないものの、サムスン独自の仮想通貨が誕生する可能性も十分に考えられるようになりました。
報道によりますと、サムスンのブロックチェーンタスクフォースは少なくとも1年間活発な開発が行われており、数多くのプロジェクトが進行しているとのことです。
サムスンのブロックチェーン技術関連情報
サムスンは新型の携帯電話Galaxy S10に、仮想通貨の秘密鍵やブロックチェーンベースのデジタル署名サポートなどの機能を搭載しました。
また、2019年3月には公式に仮想通貨ウォレットも公開しております。
サムスンは既にキャッシュレス化を進めており「Samsung Pay」のサービスを提供しております。
今回の発表通り、ブロックチェーン開発が進みサムスン独自の仮想通貨が発行されれば、サムスンのエコシステムでの利用も本格化することが予想できます。
さいごに
本記事ではサムスン(Samsung)のブロックチェーンネットワーク開発及び独自通貨発行に関するニュースをご紹介してきました。
関係者の話により、内部での開発が進んでいることは明かされたものの、まだ憶測の域を出ないといった状況です。
しかし、サムスン程の大手企業が仮想通貨界隈に参加するとなると、市場が大きく動くことも事実です。
今後のサムスンの発表にはぜひ注目していきましょう。