仮想通貨取引所Zaifが、MONA(モナコイン)の取り扱いを再開しました。Zaifは2018年9月に発生したハッキング被害を受けてMONAの取引を停止していました。同時に株式会社フィスコへの事業譲渡を開始し、ユーザーへの承諾業務を行っていましたが、4月22日をもって終了することが発表されました。4月22日13時以降は、事業継承へ同意していないユーザーはZaifにログインできなくなるため、注意してください。
MONA現物取引が2019年4月23日に再開
Zaifは、2018年9月に発生したハッキング被害を受けて、MONAの取引を停止していましたが、2019年4月23日にMONA現物取引を再開する予定です。簡単取引と入出金の再開は未定です。
Zaifハッキング概要
2018年9月に、顧客の預かり仮想通貨を保管していたホットウォレットを管理するサーバーに対し不正アクセスが行われ、BTC,MONA,BCHが盗難されました。
2018年9月14日17時~19時の約2時間の間に、
・BTC2723.4枚(当時レートで約19.4億円)
・MONA5,911,859.3枚(当時レートで約6.4億円)
・BCH40,360.0枚(当時レートで約20.1億円)
総額 約45.9億円の仮想通貨が不正に送金されました。
被害補償について
被害にあったユーザーへの補償はすでに完了しており、BTC,BCHはハッキング発生前の保有数に補填し、MONAは流出した総額の約6割をMONAで補填し、約4割を日本円で補填されました。日本円換算レートは、1MONA当たり144.548円です。
Zaif利用継続には事業継承への承諾が必須
MONA取引が再開される前日の2019年4月22日の13時までに、株式会社テックビューロから株式会社フィスコへの事業継承について承諾しなければ、Zaifを継続して利用することはできません。ユーザーには、登録メールアドレスにZaifからの事業継承の承諾確認メールが届いてるはずなので、必ずチェックしましょう。