韓国で開催された仮想通貨カンファレンスにおいて、Binance CEOのCZ氏よりBinance関連の新たな発表がありました。
シンガポール取引所の設置とDEXの開始、Trust Walletの情報について、本記事でご紹介していきたいと思います。
概要
今回の仮想通貨カンファレンスにおいて、CZ氏は2つの重大発表を行いました。
1. シンガポール取引所の解説
1つ目の発表は、Binanceとして3番目の法定通貨建て取引所「Binance・Singapore(バイナンス・シンガポール)」の開設です。
これまでの「バイナンス・ウガンダ」・「バイナンス・ジャージー」に次ぐ3つ目の法定通貨建て取引所となります。
CZ氏は以前、「2019年内で5~10の法廷通貨建て取引所を開設することを目指している」と語っていましたが、この発言の第一歩が「バイナンス・シンガポール」となりました。
また、シンガポール法定通貨「SGD」建ての仮想通貨取引が可能となるのは、2019年4月内の予定であると述べられました。
2. Binance DEXのメインネットローンチ
2つ目の発表は、テストネットにあったBinance独自の分散型仮想通貨取引所「Binance DEX」のメインネットローンチです。
Binance DEXは、Binance独自のブロックチェーンシステム「Binance Chain」上で作成され、2019年2月よりテストネットとして検証が行われておりました。
Binanceには当社発行の仮想通貨「BNB(バイナンスコイン)」が存在し、BNBのエコシステム拡大の一環としてDEX上での使用が可能になるとされています。
仮想通貨BNBの主な利用目的としては、トークンの発行手数料や取引手数料への利用などが挙げられます。
さいごに
Binanceから公式の暗号通貨ウォレット「Trust Wallet」に第2クォーター末までに機能追加があることも発表されました。
Trust WalletにXTZ(tezos)暗号通貨のサポートを追加するもので、tezosのOn-chain governance mechanismによるXTZのステーキングをネイティブサポートすると発表されました。
Trust Walletは先月仮想通貨XRPのサポートを追加し、イスラエルを拠点とする決済システム「Simplex」と提携し、クレジットカードやデイビッドカードで暗号通貨を購入出来る選択肢を増やしました。
XTZがTrust Walletのサポートを受けることで、更に需要も高まりそうです。
XTZ(Tezos)に関してはこちらの記事でも触れておりますので合わせてご確認ください。