本記事では、Cointelegraph Japanにより報道されました、国内仮想通貨取引所Liquid by Quoineを傘下に抱えますリキッドグループが資金調達の結果、企業評価額10億ドル(約1110億円)を突破したニュースについてご紹介していきます。
概要
冒頭でも述べました通り、リキッドグループがシリーズCの資金調達を成功したことにより、企業評価額10億ドルを越えるユニコーン企業の仲間入りを果たすこととなりました。
ユニコーン企業とは、一般的に設立10年以内で企業評価額が10億ドルを越える非上場企業のことを指します。※必須条件ではありませんが、テクノロジー企業であることも条件に含まれています。
ユニコーン企業は世界的に見ると「Airbnb」や「Uber」などが名を連ねますが、日本国内のみを見ると「プリファード・ネットワークス(Preferred Netwaorks)」1社のみとなります。
以前は「メルカリ」が国内ユニコーン企業としては有名でしたが、メルカリが上場してしまった現在「プリファード・ネットワークス」のみといった状況が続いていました。
今回、リキッドグループ社がユニコーン企業の仲間入りをすることにより、国内2社目のユニコーン企業ということになります。
リキッドグループの資金調達先
今回の資金調達で大きく貢献したのが、中国投資ファンドのIDGキャピタルと仮想通貨マイニング企業であるビットメイン・テクノロジーです。
IDGキャピタルは、米コインベースやリップル社などをポートフォリオとして保有する世界有数のベンチャーキャピタルです。
ビットメイン・テクノロジーもまた、世界でも有数の巨大マイニング企業として有名です。
今回の資金調達以前には、国内大手投資会社JAFCOやSBIなどから2000万ドル以上を調達していた実績もあります。
まとめ
本記事では、リキッドグループ社が10億ドルの企業評価額を獲得しユニコーン企業の仲間入りをした情報についてお届けしました。
米国ではコインベースやクラーケンなどの大手取引所が既にユニコーン企業として認定されておりますが、今回のユニコーン企業への仲間入りで、リキッドグループも肩を並べる形になったと言えるでしょう。
また、コインベースへの投資も行なっているIDGキャピタルから資金調達を受けられたことにより、コインベースと同じように同社に高く評価されていることが読み取れます。
今回のリキッドグループ社のユニコーン企業入りは、国内仮想通貨業界にも良い影響を与えてくれそうです。