本記事では、2019/4/1にCoinCheck社より発表されました、大口顧客向けのOTC取引開始の情報についてご紹介していきます。
概要
CoinCheck社の発表内容によりますと、大口顧客向けのOTC取引はサービス開始当初、ビットコイン(BTC)のみを対象として行われるようです。
CoinCheck社によりますと、「将来的には他の暗号通貨でもOTC取引を可能とすることを検討している」と述べられております。
OTC取引とは、「Over The Counter」取引の略称で、取引所の売買板を通してではなく、直接店頭(サービス提供者)との売買が可能な取引のことを指します。
OTC取引の内容については、最低50BTCからの取引が可能で、魅力的な価格で素早く取引が行えるようにするとCoinCheck社は発表しております。
取り扱い時間に関しては、日本時間10:00 ~ 15:00(平日のみ)の対応となるようです。
他の取引所のOTC取引稼働状況
米国では少し前から機関投資家の間で、流動性の高いOTC取引は人気がありました。
2018年のOTC取引高は2兆5900億円にも上ると言われています。
米最大手の仮想通貨取引所CoinBaseも機関投資家向けにOTC取引用のデスクを設置しています。
今年に入り、国内外の複数の仮想通貨取引所がOTC取引のサービス開始を発表しております。
2019年3月には大手取引所の一つHuobiがリップル(XRP)のOTC取引を開始すると発表したばかりです。
また、Huobi以前にもBitthumb GlobalやBittrexなどの取引所もOTC取引のサービス開始を既に進めております。
さいごに
本記事ではCoinCheck社により発表されたOTC取引の情報と、他の取引所のOTC取引稼働状況についてご紹介致しました。
実際にOTC取引を通じて仮想通貨の売買を行う投資家は全体の割合で見ると多くはないと思いますが、大口投資家や機関投資家をターゲットとした取引のため、実際には使用しない投資家の皆様にもぜひチェックしておいてもらいたい情報です。