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Qtum(QTUM/クアンタム)の特徴と詳細を徹底解説|モバイルでの使用を念頭に置いた先見性ありの通貨

Qtum(QTUM/クアンタム)の特徴と詳細を徹底解説|モバイルでの使用を念頭に置いた先見性ありの通貨

ビットコインとイーサリアムは、最も成功している仮想通貨であるといえます。この2つの通貨がもつ技術を組み合わせたらもっとすばらしい通貨が生まれるのではないでしょうか。

クアンタムは、ビットコインのUTXO技術と、イーサリアムのスマートコントラクト技術を併せ持った次世代の仮想通貨です。

若き天才技術者Patrik Dai(パトリック・ダイ)氏が開発し、モバイルでの使用を視野に入れている通貨クアンタムを解説していきます。

クアンタムQTUM基本情報・チャート

通貨単位QTUM
運営クアンタム財団
開発者Patrik Dai
発行上限5100万QTUM
承認アルゴリズムPoS



ビットコインとイーサリアムのいいとこどり

クアンタムは、ビットコインの技術「UTXO」と、イーサリアムの技術「スマートコントラクト」を併せ持つ次世代の仮想通貨です。

この2つの通貨は、いわずと知れた取引総額1位2位の人気通貨で、最も成功している仮想通貨です。

UTXO(Unsent Transaction Output)

ビットコインは各人が管理するウォレットの中に存在するようなイメージですが、実際にはビットコインというデータは、無数の取引データの中に散らばって存在しており、どこかに格納されているわけではありません。散らばったビットコインのデータはUTXOという単位でまとまっており、その所有者に紐図けられています。取引では、紐図けられた所有者情報をもとに、UTXOをかき集めて取引を行います。

UTXOは、一度取引に使用すると消滅します。その代わりに新たなUTXOが生成され、前のUTXOとのつながりを断ち切ります。

例えば、3BTC保有しているAさんがBさんに2BTCを送金する場合、Aさんには1BTCのおつりが残ります。この場合、”1BTCが返ってきた”のではなく、”新しい1BTCが送られてきた”と表現されます。送金されたUTXOを抹消し、新たなUTXOを生成することで、取引の追跡を困難にします。

スマートコントラクト

スマートコントラクトは、”契約の自動化”ができる技術です。

ブロックチェーンに契約を記録し、その契約内容を履行するまでの処理を完全自動化することで、様々なソリューションを生み出すことができます。

ブロックチェーンとスマートコントラクトを活用した自立分散型アプリケーションDappsを開発することができます。例えばゲームDappsでは、通貨を送ることで契約が成立し、プログラムされた契約内容に従い、キャラクターデータの発行であったり、キャラクターに能力を付与したりできます。

UTXOとスマートコントラクトを融合したAAL

スマートコントラクトの開発の汎用性の高さと、UTXOのセキュリティの高さを合わせた技術がAAL(Account Abstract Layer)です。この技術はクアンタム独自のものであり、スマートコントラクトのセキュリティをさらに強固にするものです。

PoS(Proof of Stake)

クアンタムは、コンセンサスアルゴリズムにPoS(Proof of Stake)を採用しています。PoSは、通貨の保有量でブロックの承認者を決定します。

取引は、ユーザーの中から選出された承認者によって処理され、ブロックというデータのまとまりを形成します、このブロックを承認することで取引が成立し、承認者には報酬が与えられます。

ビットコインで採用されているPoW(Proof of Work)は、暗号解読を競争させて、早く解読できたものを承認者として選出します。しかしこれでは、承認されるためのスペック競争となり、消費電力が膨大になります。

PoSでは、通貨の保有数で承認者が決まるため、不要な暗号解読を行うことなく、電力の消費も抑えられます。

イーサリアムはPoWを採用していますが、アップデートによりPoSへの移行が決定しています。

クアンタムに関係する人材

QTUM開発者 アリババ元エンジニア Patrik Dai

クアンタム開発者であるパトリック・ダイ氏は、モバイルで仮想通貨を利用できることに重点に置き、モバイル端末でスマートコントラクトを稼働できるトークンQTUMを開発しました。同氏は、巨大IT企業アリババでリーダーエンジニアとして活躍していた経歴があり、経験、技術ともに一流であるといえます。

元Baiduエンジニア Yunqi “Caspal” Ouyang

中国最大の検索エンジン企業バイドゥの元エンジニア。ルービックキューブ大会の記録保持者です。
小見出し:Cheetah mobileエンジニア Baiqiang Dong
大手モバイルツールプロバイダーCheetah mobileを含む複数の企業で活躍しています。

DiDi KuaiDi創業者 Weixing Chen

大手ライドシェア企業DiDi KuaiDiの創始者であるワン・チェン氏がクアンタムをバックアップしています。

イーサリアム創始者の一人 Anthony Di Iorio

イーサリアムの創始者として知られるアンソニー・ディ・イオリオ氏がクアンタムをバックアップしています。インタビューでは、ヴィチェーンとクアンタムに期待していると発言していました。

仮想通貨取引所OKEX CEO Xu Star

大手仮想通貨取引所OKEXのCEOであるシュウ・スター氏がクアンタムをバックアップしています。

クアンタムの将来性

イギリスのアップルペイ可能店舗でQtum決済を導入

英FCA(金融行為規制機構)の認可を受けた開発中のモバイル決済アプリ「Zeux」が、Qtumによる支払い機能を追加しました。Zeuxは、テスト版の段階であり、アップルペイやサムスンペイに対応している店舗でQtum決済が可能となる見込みです。

DiDi KuaiDiへの期待

クアンタムには、中国400都市4億人以上に交通サービスを提供するライドシェア企業「DiDi KuaiDi」がバックアップについています。DiDi KuaiDiは、クアンタムメンバーと関係があるアリババ、テンセント、バイドゥから出資を受けています。DiDi KuaiDiが、クアンタム決済を導入することになれば、DiDi KuaiDiのアプリを利用する4億人のユーザーと、一日当たり2000万以上の取引がクアンタムネットワークへ流入することになります。

クアンタムQTUMの評価とまとめ

クアンタムは、モバイルでの利用に重点をおいた通貨です。世界のスマートフォンの普及率は70%以上で、銀行口座を持っていなくてもスマートフォンはもっているという人が多い現状です。クアンタムは、開発者のパトリック・ダイ氏がビジネス志向的の仮想通貨を開発する目的で作られました。多くの人々によりQTUM決済がおこなわれ、企業間においてはAALでのセキュリティの高いスマートコントラクトによる契約が行われるという、ユースケースが受け入れられれば、クアンタムは中国だけではなく世界で利用される通貨となるでしょう。

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