Zcash(ZEC/ジーキャッシュ)の特徴と詳細を徹底解説|メンバーが豪華!?注目の匿名通貨

ジーキャッシュは、匿名性を重視した仮想通貨です。
仮想通貨にはさまざまな方法で匿名性を獲得していますが、ジーキャッシュは、古くから実績のある暗号化技術「ゼロ知識証明」により、高い匿名性を実現しています。
ジーキャッシュには、ビットコイン財団とイーサリアム創始者がアドバイザーとして関わっており、関連するプロジェクトも強力なベンチャーキャピタルからの投資を受けています。

匿名機能の必要性

仮想通貨は、取引をブロックチェーンに記録することで、取引が全ユーザーの監視下におかれます。例えば送金の場合、アドレスからアドレスへの送金情報は公開されます。アドレスと個人情報は、必ずしも紐づいているわけではないので、個人を特定することはできませんが、推定する材料になってしまいます。

特に高額な送金を行う場合、その取引記録が犯罪に利用される可能性があります。利用者が犯罪にあうことを防ぐため、プライバシーを守るためには、取引情報を隠すことが効果的です。

一方、匿名性を利用して犯罪組織などへの送金や、マネーロンダリングに利用される可能性もあります。

良識の範囲で使用するには便利なものですが、悪意のある使用を助長する事にもなり得るのが匿名性です。

このような性質から、匿名通貨は規制の影響を受けやすいといえます。

日本の取引所で発生したネム盗難事件では、匿名性の悪い部分が取り上げられ、モネロやダッシュといった匿名通貨が取り扱い停止となりました。

世界に目を向けると、仮想通貨全体の取り扱い方を整え始めたばかりで、2020年にガイドラインを発表することを目標としています。

ガイドラインの内容によっては、匿名通貨が大きく後退する可能性もあります。しかしながら、匿名通貨の開発は匿名でない通貨と同じくらい進んでおり、取引所への上場などで利用を拡大しています。

特に、今回解説するジーキャッシュは、取引所として大きな地位にあるコインベースへの上場を果たしました。ジーキャッシュは匿名通貨として、仮想通貨として大きく期待されています。

ジーキャッシュZEC基本情報・チャート

通k単位ZEC
開発者Zooko Wilcox
運営Electric Coin Company
発行上限2100万ZEC
承認アルゴリズムPoW



ゼロ知識証明による匿名取引

ジーキャッシュの匿名機能は、ゼロ知識証明という暗号化技術を使用しています。ゼロ知識証明は、古くからある暗号化技術で、取引を行う者同士が、お互いの素性及び取引の内容を知らずとも、正当な取引相手であるということを証明する技術です。

仮想通貨での取引においては、アドレスと金額を公開せずに正しい取引相手であると証明し、送金を行うことができます。

ゼロ知識証明の仕組みは、扉の向こう側の相手との二択問題のやり取りにたとえられます。

扉の向こうにいる人物があなたの正式な取引相手であると証明するために、2択の合言葉を複数回投げかけます。相手が正解した場合、相手は答えを知っている正しい取引相手かもしれませんが、もしかしたら運よく正解してしまっただけかもしれません。2択なので確率的には50%です。これでは不安なので、別の合言葉をもう一度出してみます。正解したら、2連続正解で正しい取引相手の確率25%ということになります。これを何回も繰り返します。扉の向こうの相手が合言葉を知らなければ達成不可能といえるまで、合言葉を投げ続けます。7回繰り返せば連続正解する確率は1%以下となり、さらに繰り返せば0%に限りなく近づきます。つまり、扉の向こうの相手が合言葉を知らない相手である、という確率がほとんどゼロになり、正しい取引相手であることが確率的に証明されます。

これにより、お互いの個人情報や取引の内容を一切公開せずに、相手が正しい取引相手であると証明できることになり、匿名性のある取引が可能になります。

ジーキャッシュは、zk-SNARKsというプロトコルでゼロ知識証明を実装しています。

シールドアドレスでプライバシー保護

ジーキャッシュには、通常のアドレスとは他に、外部から残高を見えなくするシールドアドレスというものがあります。これにより第3者に財布の中身をみられることがなくなり、プライバシーが保護されます。

ジーキャッシュの将来性

アップデートにより実用性UPが期待

2018年10月26日に大型アップデートを行い、zk-SNARKsによる匿名処理時間の大幅な短縮が行われました。これによりメモリ量は従来の1/100以下、処理時間は1/6まで短縮できるとしています。なお、この効果が得られるのは、ZECを大量保有しているスーパーノードに限られますが、ジーキャッシュの実用性を向上させるための大きなステップと位置付けられています。

関係メンバー組織が豪華

ジーキャッシュには、ブロックチェーンにおいて大きな影響力を持つ組織、人物がおおく関与しています。

ジーキャッシュは、名門大学であるジョンズ・ホプキンス大学、テルアビブ大学、MITが共同の共同チームが開発したプロジェクトが発端です。

Zcash運営組織の創設者でCEOであるズーコ・ウィルコックス氏は、ブロックチェーン分野のソースコード監査やコンサルティングを行うLeast AuthorityのCEOもつとめており、イーサリアムのソースコード監査にかかわっています。

COOを務めるデイヴィット・キャンベル氏は、クラウド利用のコミュニケーションサービスを提供するTwilioのメール分野企業SendGridと、クラウドID管理サービスJumpCloudのCEOを務めた経歴があります。

ベン・サーソン氏は、ブロックチェーン関連企業starkwareの共同創立者です。starkwareは、ConsensysVentures、PolychainCapital、coinbaseVentures、ヴィタリック氏、ナバル氏の出資を受けています。

アドバイザーには、ビットコイン財団の創立者ギャビン・アンダーセン氏と、イーサリアム開発者ヴィタリック・ブリテン氏、テゾス創立者アーサー・ブライトマン氏が名を連ねています。

コインベースに上場

2018根n11月26日に、ジーキャッシュは、アメリカの大手仮想通貨取引所コインベースプロに上場しました。コインベースへの上場は、仮想通貨にとっては大きな意味があり、世界に認められた通貨といえます。

ジーキャッシュの評価とまとめ

ジーキャッシュは、匿名性の中でも注目されており、特にコインベースプロへの上場は、長い下落市場がつづいた仮想通貨の暗い雰囲気を変えた出来事でした。開発メンバーも影響力のある方ばかりで、今後の発展には期待していいと思います。

一方で、仮想通貨全体の法整備と、匿名通貨の取り扱い方には注意が必要です。匿名通貨の悪い面を考えれば、テロ支援通貨として規制対象になる可能性も少なからずあり得ます。

匿名通貨すべてに言えることですが、今後世界がどのように仮想通貨と付き合っていくか、に命運がかかっています。

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