NEO(NEO/ネオ)の概要と特徴を徹底解説|2019年ゲームプラットフォームとして注目

NEO(NEO/ネオ)の概要と特徴を徹底解説|2019年ゲームプラットフォームとして注目

NEOは、スマートコントラクトを実装し、Dappsプラットフォームとして利用される仮想通貨です。

機能面ではイーサリアムと似ていますが、NEOは、デジタル化した資産と個人情報の管理・運用にスマートコントラクトを活用する「スマートエコノミー」を前面に押し出しています。

また、開発に独自の言語が必要なイーサリアムと違い、NEOは、すでに広く使用されている複数の言語で開発できるよう設計されています。

ネオNEO基本情報・チャート

通貨単位NEO
CISAErik Zhang
発行上限1億NEO
コンセンサスアルゴリズムDBFT



ネオは、2016年10月にアントシェアーズとしてリリースされ、2017年7月にリブランディングしてネオとなりました。スマートコントラクト実装によるDappsプラットフォームとして開発、中国の上海に拠点を置いていることから、中国版イーサリアムと呼ばれています。

イーサリアムの2年後にリリースているため、性能面ではイーサリアムの強化版となります。

送金スピードは1秒間に1,000件と非常に早く、今後のアップデートでさらに高速化される見通しです。

コンセンサスアルゴリズムDBTF

ネオのコンセンサスアルゴリズムは独自開発したDBFT(delegated Byzantine Fault Tolerant)を採用しています。

仮想通貨では、取引などの処理プロセスを分散して行なっているため、アルゴリズムによってコンセンサス形成のルールを決める必要があります。ルールを決める際に、必ず話題に挙がるのがビザンティン将軍問題です。

ビザンティン将軍問題は、集団の中に悪意を持った個人がいたとしても、集団として正しいコンセンサス形成を行うことができるかを問う問題です。

例えばビットコインの場合、最も早く暗号を解読したものがコンセンサス形成の承認を行います。これは、高い暗号解読能力を持つほどの人間が悪者である可能性は低い、という仮定で成り立っています。たとえ暗号解読に長けた悪者が存在しても、それを上回る数の正しい承認により正しいコンセンサス形成が行われるようになっています。この形式をProof of Worksといいます。

ネオが採用しているDBFTは、承認をおこなうものを”投票”で決定します。NEOホルダーが、保有数に応じで付与される票を候補に投票し、承認者である”ブックキーパー”を選出します。さらに、選出されたブックキーパーの中からブロックを生成するものをランダムで1名選出します。ブックキーパーの66%の承認を得ることができれば、ブロックが生成され、前のブロックとつながる仕組みです。

イーサリアムとの共通点

スマートコントラクト実装

ネオはスマートコントラクトを実装しており、プログラムによる自動契約を可能にします。契約で発生した情報などをブロックチェーンに書き込むことで改ざんされにくくなり、重要な契約を結ぶことができます。

Dappsプラットフォーム

ネオのネットワークを利用できる分散型アプリDappsを開発することができます。また、Dappsの独自トークンを発行することができ、Dapps内を含めたNEOのネットワーク全体に流通させることができます。

イーサリアムとの相違点

開発言語の豊富さ

ネオの開発言語は、Java、Python、C#、C++、C、Microsoft.netなど、すでに広く使われている多様な言語に対応しており、ネオは、開発しやすいプラットフォームを目指しており、開発者のスキルやDappsの用途によって使用言語を選択できます。イーサリアムでは、独自の開発言語であるSolidityのみに対応しており、開発への敷居を高める要因となっています。(イーサリアムは、ほか言語に対応予定)

手数料としてのNeoGas

ネオのDappsを動かすためにはNeoGasがというトークンで手数料を支払うことが必要です。イーサリアムにもGasという手数料がありますが、個別トークンではなく、ETHを細分化したものになります。

また、NEOは全て発行済みであり、マイニングにより付与されません。かわりに、NeoGasがマイニング報酬として付与されます。

DappsでみるNEO

NEOで開発されているDappsは2019年3月時点で70個程度。同時点でイーサリアムDappsは1400個、イオスDapps337個、トロンDapps179個と、後発のイオスとトロンよりも少ない状況です。とはいえ、2018年で30個以上の新たなDappsが誕生しており、開発は順調に行われています。NEOのDappsを少し紹介します。

RED PULSE

中国の経済情報を発信するメディアのプラットフォームです。

情報の正確性と透明性を高めるため、データ収集から記事作成までの各プロセスをブロックチェーンに記録します。

NEX,Switceo,Adex

いずれもNEOベースの分散型取引所を開発しています。

Switcheoは、OTC取引に対応しています。

ランキングでみるNEO

取引時価総額ランキングをみると、2018年は次第に順位を落としています。特にメインネット移行後Dapps開発が加速したトロンに追い越され、ほかのDappsプラットフォームにも差をあけられています。

ドミナンスでみるNEO

イーサリアム及びネオの取引が仮想通貨全体を占める割合(ドミナンス)を比較します。ネオのドミナンスは、イーサリアムの10~5分の1程度で、まだあまり利用されていないようです。18年後半からイーサリアムのドミナンスが下がってもネオは1%付近を推移しています。

ネオNEOの評価とまとめ

ネオは、プラットフォーム系の通貨ですが、イーサリアム、イオスなどど比べて注目度はまだ低いと思われます。これから活発化していく可能性もあるので、将来の動きに注目です。

中国政府の動向

2017年9月に中国政府がICO禁止を発表しました。NEOはICOを行うことができるプラットフォームとして動いていたので大きな打撃を受けました。本拠地が上海にあることもあり、中国の経済状況や規制の影響を大きく受けることになります。中国政府の動向を見極める必要があります。

ネオゲームカンファレンス2019

2019年3月9,10日の2日間にわたり、ネオゲームカンファレンスが秋葉原で開催されました。

ネオは、ブロックチェーンゲームプラットフォームとして日本への参入を本格的に進めていくようです。

ブロックチェーンアプリが続々と開発され、2019年中にPS4で遊べるゲームも発売されるなど、Dappsゲームは注目を集めています。

ネオは、複数の開発言語に対応しており、ゲームの種類、開発者のスキルに合わせた開発が可能で、開発者が参加しやすい特徴があります。

現在、自社ブランドのDappsゲーム開発と、ゲーム開発会社のパートナー獲得に注力しており、2019年6月までに10作品以上をリリースする予定だそうです。

2018年11月にリリースされたイーサリアムDappsゲーム「マイクリプトヒーローズ」は、1万ETHを売り上げており、Dappsゲームの需要増加を予感させるゲームアプリです。2019年以降もリリース予定のゲームがたくさんあり、多くの開発者が参入します。その中で、NEOの開発のしやすさは、シェア獲得に大きなアドバンテージとなるでしょう。

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