バイナンスコインBNBは、取引量トップを誇る仮想通貨取引所バイナンスが発行する仮想通貨です。
BNBを保有していると、バイナンスで行う取引に発生する手数料を下げたり、バイナンスが行うIEO(イニシャルコインオファリング)に参加できたりと、バイナンスをお得に利用できます。
想通貨全体が下げ相場の中、BNBは2019年明けから順調に価格を伸ばしています。
取引所バイナンスとは
バイナンスは2017年7月に取引を開始した比較的新しい仮想通貨取引所です。取引が開始されて以降、順調に取引高と上場銘柄を増やしていき、7ヶ月後の2017年12月には、世界一の取引量となりました。
バイナンスの創業者であり現CEOを務めるCZ氏は、中国の仮想通貨取引所OKExに務めていた経歴がある人物です。
分散型取引所を開発していたり、STO取引所への関心を示していたりと新規事業に積極的な姿勢です。
バイナンスコインBNB基本情報・チャート
通貨単位 | BNB |
発行上限 | 2億BNB |
CEO | Changpeng Zhao |
承認アルゴリズム |
四半期毎にバーン実施
バイナンスは四半期ごとに手数料等の利益から20%を用いてBNBを買戻しバーンを行います。つまり、四半期ごとにBNBが消滅して流通量が減り、BNBの価値が高まるということになります。
最終的に発行時の半分である1億BNBまでバーンを行う予定であり、コインの価値を維持します。
上場通貨への投票
上場通貨をユーザーの投票により決定するイベントを行っています。
投票には0.1BNBを保有している事だけが条件なので、ほとんどの人が参加することができます。
BNB需要にもなるため、BNB価格も上昇する傾向にあります。
BNBを保有するメリット
バイナンスでの取引手数料が減額
バイナンスで取引を行うと、ほかの取引所と同様手数料が発生します。バイナンスの場合、この手数料をBNBで支払うことにより手数料を減額することができます。
通常の取引手数料は取引額の0.1%です。手数料の減額は、バイナンスがBNBによる手数料の支払いサービスを開始した2017年7月25日からの経過年数で決まっており、1年経過の2018年7月25日までは取引手数料が50%減額されました。2年目までは25%、3年目まで12.5%、4年目まで6.25%と半減し、5年目となる2022年7月25日以降は減額はなくなります。
バイナンスが実施するICOに参加
2019年に入り、バイナンスがICOを月一ペースで実施しています。トークンの購入にはBNBが必要です。
2019年1月と2月にそれぞれ実施されたBitTorrenとFetch.AIのICOは、いずれも数分で終了し、上場後価格が急騰しました。3月にもICOを実施する予定であり、前月同様、競争率が高くなることが予想されます。
バイナンスの基軸通貨としてさまざまな通貨と取引可能
バイナンスは150種類の通貨を取り扱っており、そのほとんどをBNBで取引できます。
BNBの評価とまとめ
BNBは、バイナンスの取引所としての信頼によって支えられている面があります。
信頼については、過去に不正アクセスにあい、資産が流出する危険に去られたこともありましたが、ユーザー保護を第一にする対応を取りました。
また、上場通貨の選出について、CZ氏が自分が認めたものしか上場させない旨を表明しており、取引所として健全であろうとする姿勢が評価されています。
今後も、分散型取引所バイナンスDEXの登場や、マルタと提携してSTO取引所の開設など注目するべきニュースがたくさんあるでしょう。
その度にBNBの価格は大きく動くことは間違いありません。