Dash(DASH/ダッシュ)の概要と詳細を徹底解説|匿名性と取引スピードで実用性に優れた決済用通貨

ダッシュは、高い匿名性をもち、現金決済と同じくらい早いスピードで決済ができる仮想通貨です。

もともとダークコインという名前でしたが、2015年にダッシュという名前になりました。

実用的な仮想通貨となるようさまざまな点で工夫が施されており、経済危機に陥っているジンバブエでは、法定通貨の代わりになると注目されています。

ダッシュDASHの基本情報・チャート

通貨単位DASH
運営
発行上限2200万DASH
承認アルゴリズムPoW


ダッシュが指摘する問題点

ビットコインをはじめとする多くの仮想通貨は、取引内容が公開され、だれが誰に送ったかが一目瞭然となっています。このことは、個人のプライバシーが侵害される危険性を含み、人々の仮想通貨利用への大きな壁となっています。

また、ビットコインの取引速度も問題視されています。ビットコインは、取引が完了するまで約10分掛かり、実際の買い物で使うには実用的ではありません。

ダッシュは、ビットコインをベースに匿名性と送金スピードを強化することで、これらの課題を解決します。

また、マイニングの独占化にも懸念を示しており、コインが長く成長していくためにはマイニングの分散化に努める必要があると示しています。

わずか4秒!ダッシュの高速取引の仕組み

ダッシュの取引は4秒で完了します。これは、現金で決済するのとほとんど変わらないスピードです。

高速な取引を可能にするのがインスタントセンドという機能です。

インスタンドセンドは、マスターノードというブロック承認者をあらかじめ選ぶことで、取引の承認に係る時間を短縮します。

マスターノードとは

マスターノードとは、取引の承認権を持つノード(コンピュータ端末)で、特定の条件のもと一般ノードから選出されます。

マスターノード条件
・1000DASH保有している
・固定されたIPアドレスをもっている
・24時間端末をアクティブにしている

マスターノードは、承認を行った報酬として、発生した取引手数料のうち45%が分配されます。

取引をミックス!ダッシュの匿名性の仕組み

ダッシュの匿名取引を可能にするのが、複数の取引をミックスして送信するプライベートセンドという機能です。

プライベートセンドは、複数のアドレスから送られてきたDASHを一時的にプールしミックスします。ミックスされたDASHは、受け取りアドレスに振り分けられて送金されます。受け取った側は、DASHが誰から送られてきたものなのかわかりません。

ミックスされたDASHの振り分け作業はマスターノードが行います。なお、送金上限は1000DASHとなっており、少なくとも3つのアドレスからの送金がなければプライベートセンドは実行されません。

複暗号化アルゴリズムX11

ダッシュは、複数の暗号化アルゴリズムがセットになったX11を採用しています。

X11は、ビットコインなどで利用されているSHA3シリーズのアルゴリズムが11個含まれており、組み合わせることでセキュリティの高い暗号化を行うことができます。

ASICによるマイニング集中化を防ぐことが期待されていましたが、マイニング技術の発達により、現在ではASICによるX11のマイニングが可能となりました。

ダッシュの将来性

ジンバブエ国公認の仮想通貨として実用化へ

ジンバブエではハイパーインフレにより自国通貨の価値が大下落し、経済危機に直面しています。

流通している自国通貨は価値を失いつつあるなか、ビットコインが決済に用いられています。

銀行口座を持たなくとも携帯があれば取引可能で、物量的な制限もない仮想通貨が、法定通貨の代替として用いられようとしています。

そこでダッシュは、ブロックチェーンによる経済支援の立証として、ジンバブエの決済サービスKuvaCashに55万ドルを投資を発表しました。

ジンバブエの流通通貨としてダッシュが用いられることで経済復興ができれば、ダッシュが初めて国に認められた仮想通貨となります。

規制機関の動向

G20が仮想通貨のガイドラインを定めることを発表し、世界が仮想通貨関する法整備の準備に入りました、匿名通貨はマネーロンダリングなどの犯罪防止の観点から特に慎重に扱われることが予想されます。

ダッシュの評価とまとめ

匿名通貨であるダッシュの懸念事項はやはり規制機関の動向でしょう。
G20では、仮想通貨の第度ラインを2020年までに定めると発表しました。各国の規制機関も仮想通貨に注目し始めており、法整備に乗り出しています。現在は規制への準備段階となので、匿名通貨よりも仮想通貨全体をどうするかといった議論が中心です。
匿名通貨への言及はまだ先になるのではないでしょうか。

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