Litecoin(LTC/ライトコイン)の解説|仮想通貨の「銀」として少額決済に使える通貨

Litecoin(LTC/ライトコイン)の解説|仮想通貨の「銀」として少額決済に使える通貨

ライトコインは、2011年にチャーリー・リー(Charles Lee)氏により少額の取引高速に行うために開発されました。

ビットコインの4倍のスピードで取り引きができ、手数料は0.01ドル(約1円)と非常に安いため、少額の決済を頻繁に行うマイクロペイメントとして利用できます。

また、ライトコインはscryptという暗号方式を採用しマイニング難易度を下げて個人のPCでもマイニングで利益が出せるよう設計することで、マイニングの分散化を図っています。

Segwit導入Lightning Network導入実験を行うなど、ビットコインと同様のアップデートを行うとともに、上記のように使用目的を少額決済に据えていることから、ビットコインは仮想通貨の「金」に比喩されるのに対して、ライトコインは仮想通貨の「銀」に例えられてます。

ライトコインLTC基本情報

通貨単位LTC
開発者チャーリー・リー
(Charles Lee)
発行上限8,400万枚
承認方式PoW

ライトコイン開発者 Charlie Lee氏

ライトコインは、2011年に開発されビットコインの次に古い仮想通貨と言われています。

開発者は中国人のチャーリー・リー(Charles Lee)氏。彼は、マサチューセッツ工科大学で学士号と博士号を取り、卒業後はGoogleにエンジニアとして6年間在籍していました。

後にコインベースの役員職を得ますが、2017年6月に辞任し、ライトコインの開発に専念することになりました。

twitterにはドラゴンボールの画像とともにツイートすることが多く、ドラゴンボールが好きなのでは?と推測されています。

ライトコインはビットコインとの共通点が多数

ライトコインは、ビットコインを基に開発されているため、機能面において共通する点が多いのが特徴です。

承認方法 Proof of Works

承認方法はビットコインと同様PoW方式を採用しています。

Segwit導入

Segwitとは

取引データを圧縮し、ブロックに保存できる取引量を増やすことができる機能

ライトコインは、ビットコインに先駆けて、2017年5月15日にSegwit導入が完了しました(ビットコインは2018年8月導入完了)。

Segwit導入前の価格は500円前後でしたが、導入後は順調に上昇し、7月には10倍の5000円台まで上昇しました。

Lightning Network 実装実験

Lightning Networkとは

取引処理をブロックチェーンの外部で管理・実行するオフチェーン構造。

LightningNetworkで行われる処理には手数料がかからないため、取引をまとめて処理しブロックチェーンに記録することで手数料の削減が可能。また、LightningNetworkで繋がった第3者への送金を安全に行うことができる。

2018年3月15日にLightning.LabからLightningNetworkのメインネットがローンチされ、ビットコインとともにライトコインもLightningNetworkを利用できるようになりました。

チャーリー・リー氏はLightning.labに投資しており、ライトコイン公式がローンチを祝うツイートを投稿しています。

LightningNetworkの利用取引数は緩やかに増加しています。

リトアニアの決済サービスCoinGateがLightningNetworkを利用した決済を開始するなど、利用者拡大が今後も期待されます。

アトミクスワップ

ライトコインは、アトミックスワップという機能を持っています。

アトミックスワップは、他通貨と交換する場合、取引所のような第三者を介さずに個人間で通貨の交換を行うことができる機能です。取引所を狙ったハッキングが連続して発生している現状において、短期間であっても資産を取引所ウォレットに預けることは、資産を盗難の危険にさらす可能性があります。このような背景から、アトミックスワップは資産保護の観点からも有用な機能です。2019年1月現在、アトミックスワップが可能な通貨は、ビットコイン、ライトコイン、イーサリアム、モナコイン、ビットコインキャッシュ等です。

ライトコインとビットコインとの違い

ブロック生成時間 2分30秒

ライトコインのブロック生成時間は2分30秒ごとで、ビットコインの4倍のスピードで取引が可能です。

取り引き手数料 BTCの10分の1

ライトコインの取り引き手数料は2019年1月現在で0.01ドル(1円未満)でビットコインの10分の1です。

また、2018年10月に発生した115万LTC(70億円相当)の送金における手数料がわずか0.0009LTC(50円)だったことは、実用的な事例として大々的に報じられました。

115万LTCの送金処理の詳細

マイクロペイメントとしての役割

手数料が低いということは、前述のような高額送金のほか、少額の送金を頻繁に行う場合でも大きなメリットとなります。特にLightningNetworkを活用することでまとめて取引を処理でき、もともと安いライトコインの手数料を更に削減することができます。少額送金の利便性が高まることで、IoTやWebマネジメントに活用でき、通貨の流通性が高まります。高速で安く送金が可能なライトコインはマイクロペイメントとして十分な性能を持った通貨と言えます。

マイニング難易度の低さ

ライトコインは、Scryptという暗号方式を採用しています。ビットコインなどで採用されているSHA-256では、高性能なGPUが必要になるうえ、ASICと呼ばれる高価で高性能なマシンを大量に導入した業者によるマイニングの中央集権化が懸念されています。Scryptにより、高性能なGPUを持たない一般のPCでもマイニングが可能になり、マイニングを分散化することができます。

ライトコインのまとめ

仮想通貨の「金」と「銀」と比喩されるように、ライトコインは通貨として、またビットコインは資産として共存し、競合はしないとの見解を示しています。

競合するのは同じく決済として使用されるビットコインキャッシュやビットコインサトシビジョンとなるでしょう。

ビットコインキャッシュは、ブロックサイズが32MB以上であるため大量の取引を処理できますが、処理時間がライトコインと比較して4倍かかります。

優劣は一概に決められませんが、マイクロペイメントに関しては、LightningNetworkにより送金性能が向上したライトコインが有利ではないでしょうか。

通貨解説カテゴリの最新記事